経営分析

流動比率

 流動比率とは,1年以内に返済しなければならない流動負債を,現預金や有価証券などの流動資産でどれだけまかなえるかを見ようとするもの

企業の短期の返済能力を判定するのに最もポピュラーに利用される比率

理想は200%以上

100%未満であると,1年以内に支払われるべき負債のほうが多いことを意味する。

固定比率

固定資産に投資した金額と自己資本の額との関係を示すもの

固定資産は1年以上の長期にわたって使用される資産であるため,返済期限のない安定した自己資本でもってまかなえることが,財務的安定性という点で望ましい

100%以下であることが理想とされているが,日本の企業の平均は100%を上回っている

日本の企業は,設備等の固定資産設備のための資金を銀行等からの借入資金や社債等の長期借入金によってまかなってきたため,固定比率は100%を大きく超えるものとなった

一般的に,100%を大きく超えている企業は,固定資産等のすべてを自己資本だけでまかなえておらず負債に依存していると言われる。

固定長期適合率

被支配株主持分と固定資産をも考慮した固定長期適合率は,固定比率よりも日本の実情に即した財務検算性の数値を反映すると考えられる

財務レバレッジ

総資本の中に占める負債の割合,負債への依存度であり,自己資本サイドからは,株主が投資した資金によって企業がどれほどの資産を活用したかを表すものである

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